おはようございます。雨が降ってちょっと花粉が楽になりましたね!まだまだこれからですが、、
さて先日この前録画していたNHKの100歳の世界という番組を観ました。
100歳以上でどこも悪くない人たちをセンテナリアンと言いますが、なぜ100歳を超えても健康長寿なのかと考える番組でした。
そのカギは慢性炎症があるか?ということだそうです。
これは動脈なんですが左が慢性炎症がある人、右がない人です。右の人は弾力もありきれいです。
慢性炎症のレベルが高い人ほど歳を追うごとに生存レベルが低下するということです。
様々な老化に関係する因子の中で慢性炎症が特に健康寿命の阻害要因として重要だったとの事です。
そうなるとどうやって慢性炎症を抑えるか?
そもそも慢性炎症とは何かというと、、
良く皆さんが耳にする炎症は急性炎症で、ばい菌が入ったとか捻挫などの外傷で組織にダメージがあって腫れたりするのがそうです。これは一定期間で治癒するようになっています。
慢性炎症は細胞の老化や免疫応答の低下による弱い炎症が全身におこることだそうです。自覚症状がないのでなかなか気づきにくいそうです。ある意味加齢とともに必然的に起きるそうです。
慢性炎症が起きる仕組みの一つとして身体の中の細胞が老化するとその細胞からサイトカインという炎症を引き起こす物質が分泌されます。これは以前膝痛でも紹介しました悪い奴です。
こいつが周囲の細胞を老化させ炎症を広げます。さらに死んだ細胞からは細胞の断片や老廃物が出され、更なる炎症の引き金になるのだそうです。
本来は免疫応答で素早く炎症の要因を取り除くのですが(機能を持っている。)
加齢とともに残念ですが免疫機能低下、炎症の要因を取り除く機能が悪化してしまいます。オ~ノ~!!
そうなると、糖尿病、動脈硬化、肺疾患、心疾患、などの様々な重大な病気になることにかかわっていることは明確なんだそうだす。
悪循環の始まりですね、、
では、今現在自分自身がどの位炎症が進んでいるのか?気になりますよね?
それは血液検査のCRPという項目の数値でわかるそうです。
人間ドックなどの検査結果がある人は押入れから引っ張り出して確認してみてください。
ちなみに小っちゃい写真の方は長寿の方で0.03だそうです!?
でも、長寿は遺伝も関係あるんじゃないの?と僕もうたがったんですが、、
デンマークの双子の追跡調査で10万組の双子の寿命を生涯にわたって調査した結果、、
寿命を決める要因は遺伝が25%、環境要因が75%になったそうです。ちょっと嬉しいですよね!
そう考えると生活スタイルで元気に暮らせる可能性が誰にでもあるということです。
そうするとどうやって慢性炎症を食い止められるのか?
色々な研究結果の中で長寿が多い地域をしぼった結果、どうやら食事が大いに関係しているそうです。
特にオリーブやナッツなどを使った地中海食がお勧めみたいです。
魚、オリーブオイル、ナッツ、野菜これらに含まれるオメガ3脂肪酸、ポリフェノール、リコピンなどが炎症を抑えるのに効果的な反面、、
なんと、あまり地中海食では効果が出ない国もあるみたいです。これは人種、ライフスタイル、性別など様々な要因によって違ってくるらしいのです。これは当たり前かな?と思いました。
だって地中海食食べてます?笑
そう考えると長い年月かけて昔から食べてきた日本食でも十分炎症は抑えられるみたいです。だんだん欧米化してますが、、
魚、大豆、ニンジン、海藻、みそなどが効果的みたいです。
あとはやっぱり適度な身体活動がものすごく大切だそうです。
適度な身体活動が微小循環につながるということです。
微小循環とは全身に張り巡らされた毛細血管の中で起きている目に見えないレベルでの細かな血流の事で、細胞に酸素や栄養素を送り届けます。そして溜まった老廃物も回収してくれます。これも慢性炎症を抑える一つだと分かってきたそうです!!
血流の良さって本当に大事です!!
そう考えるとバランスの良い食事、一定の負荷を与える適度な運動が一番ですね。
やはり原理原則です。